履歴書を含めた応募三点セット(履歴書、職務経歴書・自己PR書、添え状)がチェックされるポイントは次の三点です。
字の書き方、写真の撮り方、判の押し方、文章の書き方など形式面を見ますと、その人の社会常識やマナーのレベルがよくわかります。社会常識やマナーは備えていて当たり前で、備えていなければ減点され、それだけでアウトです。
履歴書を見た人に、書いた人の人柄や人間性がイメージできるかどうかが二つ目のポイントです。「得意な科目・分野」「自覚している性格」「スポーツ、クラブ、文化活動などの体験から得たもの」「特技」「志望動機」など、できるだけ多くの視点からあなたを表現しましょう。
その為には、まず履歴書の選び方が大事です。いろいろな形式のものがありますが、左ページは基本的に同じですが、右ページが違います。
自分をアピールしたい欄がたくさんあるか、書きたい欄のスペースが広いかどうかで選びます。
なお、どういう字を書くのかについても関心をもつ法律事務所がありますので、よりアピールしたい場合は手書きにしてみるのも良いでしょう。
三つ目のポイントは、書いた人の熱意が読み手にどれだけ強く伝わるかどうかです。そのためには履歴書を事務的に書かない、空白を残さないことです。
法律事務所の仕事に役立てるために、現在勉強していること(例えば、パソコンや秘書検定、法律実務など)がありましたら積極的にアピールしましょう。もっとも大切なことは自己の強みと法律事務所の仕事を具体的に結びつけ、面接官が「~なるほど」とうなずくように、説得力ある志望動機を書くことです。
職務経歴書はA4判の横書きにして下さい。手書きではなくパソコンで入力して作ってください。
多くの方の職務経歴書はいつからいつまで、どういう会社(組織)でどんな仕事をしていたかで終わっています。これでは職務経歴書を書く意味の半分も達していません。
大切なことは、そういう仕事を通して、私はこういうことを学び、こういうふうに成長してきました、またはそういう仕事を通じて、このような成果をあげてきました、ということをアピールすることです。これは必ず書いてください。面接官が見たいのはまさにこの点なのです。