法律事務所はその仕事が法律に関わる専門的・知的なイメージの為か、特に女性に人気があります。法律事務所の仕事は、前向きに取り組んでいけば女性が誇りをもって一生続けていける専門職だといえます。それだけに就職の倍率も結構高いようです。
法律事務所に就職を希望するにあたっては以下のことを参考にしっかり準備をして下さい。
基本的なことですが、就職活動は以下の4つのプロセスをキチンと踏んで下さい。
自分という人間を知り、それを正確に他人に伝えることができるようにすることです。
「あなたの長所・短所は何ですか。あなたの強みは何ですか。どうしてそう思うのですか。その強みはどういう経験から育まれてきたのですか」 ――面接官はあなたという人間をできるだけ知ろうとします。どんな質問にも答えられるようにしておいて下さい。
この自己分析は、次の 2.、3.、4. の基礎となるものですからしっかりやっておきましょう。
もし、あなたが法律事務所への就職を希望するのなら、法律事務所の情報を集めましょう。
直接の上司になる弁護士とはどういう人達か、職場となる法律事務所とはどんな所か、労働条件はどうなっているのか、どんな仕事をしているのか。自分のイメージだけでなく、事前に正確な情報を集め、そこでどんな仕事がしたいのか、働き甲斐や生き甲斐が実現できそうかを考えてみましょう。
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履歴書、職務経歴書(学生の場合は自己PR書)、添状の三つを応募三点セットといいます。
この応募三点セットは求職者が就職「試験」を受けるために自宅で書く「答案」だと心得ましょう。
採用する側はこの書類を採点して高得点を得た人達だけを選び面接するのです。そうであるならば、どういうふうに書いたら高得点がつくのかを研究して書きましょう。
法律事務所も、求人広告を出すときは、すでにその段階でどういう人が欲しいか具体的なイメージができています。誰でも構わないという訳ではもちろんありません。
ならば、どういう条件の人を求めているのか情報を集めましょう。自己分析した現在の自分と比較して何が足りないかを明確にしましょう。面接までにこの足りないものをどう準備するのか――これが求職者にとっての面接の意味です。
面接当日のやり取りは、採用側が期待する条件をあなたが備えているかどうかをチェックしているのに過ぎません。