パラリーガルとは、弁護士の法律専門的アシスタントのことをいいます。
例えば、医者と看護士の関係に弁護士とパラリーガルを置き換えてみるとわかりやすい。専門的知識をもって医師をサポートしている看護士にあたるのがパラリーガルです。
小規模事務所におけるパラリーガルは、オールラウンドプレーヤーとして幅広く多彩な仕事をこなします。
電話応対、接客、パソコンによる文書作成等の非法律的な仕事から、破産手続きや保全、執行、家事事件や交通事故など実に多種類の仕事をこなしています。
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第一に、パソコンのスキル。ワード、エクセル、ブラインドタッチは必須です。法律事務所でパソコンが使えないと仕事になりません。どの位のレベルかというと中級レベル(例えばワードでいうと10分間で600ワードを入力できるスピード)は必要です。
第二に、応接マナーとスケジュール管理です。一般企業において秘書の経験がある方なら十分お役に立ちます。
第三に、法律事務所の経験がなくとも、これに代わる手続法の知識があればベターでしょう。多くの法律事務所は一般民事事件が中心ですから、特に手続法といわれる民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、破産法などについての実務的知識があれば言うことはありません。
この他に、法律系の資格(例、行政書士、社労士、社会保険労務士等)は、あれば良いという程度で、あるからと言って特別な評価を受けることはないと考えてください。
第一に、サポートする、アシストするという仕事の本質上、細やかな気配りや気づかいが求められますのでその大半が女性です。女性にとっては長年続けていける職業であることです。
第二に、法律事務は経験によって学ぶところが多く経験を積むことによって専門知識が蓄積され、それが専門職として評価されるという喜びがあります。10年の経験のあるパラリーガルであれば新人の弁護士よりも、はるかに役に立つ、といわれます。
第三に、トラブルに巻き込まれて困っている人達や社会的に弱い人達の役に立っているという喜びが働き甲斐、生き甲斐につながっていきます。